大切にしていることは犬に丁寧に接し、犬の為にならないことはしない、常に犬優先の精神で犬の個性を大切にその仔にあったケアや対応をしております。
トリミングのトラウマを改善すること、スキンケアで皮膚トラブルの改善することを特に得意とし、悩める飼い主さんが気軽に相談できるように心がけております。
第1・3土曜日は定休日ですが愛犬の皮膚トラブルで悩む飼い主向けのセミナーを行っています。
https://bloom.ocnk.me/menu-detail/7

現在新規のご予約は皮膚トラブルにお悩みのある場合のみ対応いたします。
通常のトリミングはフリートリマーにおつなぎいたします。

お困りなことがございましたらLINEでお問い合わせください。
お問い合わせフォームからいただきましたご質問には48時間以内に必ずお返事しておりますので
返信メールを確認できない場合はsonica@bloom.ocnk.netからのメールの受信許可設定の上ご連絡ください。
※電話はお客様のためにございます。万が一営業の電話をかけてきても一切対応しませんので
あらかじめご了承ください。(仕事の手を止めて電話に出ています。営業の電話は非常に迷惑です)
                 動物取扱責任者 斉藤 智江  登録番号 川崎市18宮保第5号

つぶやき

rss

件数:9

最近、フリートリマーになりたい!当店の場所を使いたいというお問い合わせが増えています

ただお話を聞いているとフリーでは難しいかな?
むしろお店でバリバリ働いている方がいいんじゃないかな?と思うことも多くあります。

独立してからこんなはずじゃなかったでは大変ですので
これからのことを考えるうえで参考にしてみてください。

こんなトリマーさんはフリーや独立に向いていると思います

・飼い主さんやわんこに、こうしてあげたい、ということがあっても
お店で働いているとそれができないことにストレスを感じている

・他の人の犬の扱いが気になる(もっと優しくしてほしい)

・時間に余裕がなさすぎるのがつらい

・犬とも飼い主さんともコミュニケーションを大事にしたい

・周りを気にせず目の前のわんこに集中したい

・ちょっと他のトリマーと考え方が違く孤立してしまう

・責任感が強い

・慎重だったり自信を無くしがち

個人トリマーやフリートリマーにとって必要なのは
何よりも飼い主さんとわんことの信頼関係です

お店で働いている場合はお店のコンセプトやお店の見た目、お店もブランドで選ばれます
そのため個々のトリマーさんはそのお店の中で飼い主さんはお気に入りのトリマーさんを探します
でもお気に入りのトリマーさんが辞めたら残ったトリマーさんの中で探します

フリーの向くタイプのトリマーさんならやめて独立したらきっと気に入ってくださったお客様は
ずっとそのトリマーさんにつくと思いますが向かないタイプのトリマーさんが辞めて独立しても
最初だけ利用して、そのうち来なくなります


フリーになるということはご自身そのものがブランドになります

まずは自分というブランドはどういものか
お客様へ何をご提供できるトリマーなのか明確にして
お店で働いていてはできないことを実現して
犬と飼い主さんを幸せになるために独立を目指してください

その際はまずは第一歩として当店のトリミングルームを利用しながら
一歩一歩犬と飼い主さんの為に寄り添えるトリマーさんが増えることは
BLOOMとしても頼もしいと考えています

 

逆に
今お店でたくさん指名をもらっているのに給料が安くて割に合わないから
独立したほうが良いと思うと考えている方はあまり独立をおすすめしません
なぜなら独立しても思ったほど稼げないから
だったらより給料の良いサロンを探して勤められることをおすすめします

鎮静剤を使わないとトリミングできなくなったわんこのその後動画

鎮静剤使わないとトリミングできないと言われたビションフリーゼの今
https://youtu.be/ksFHe1i_fI8

この動画を見て鎮静剤使うに至ったのは人の都合(店側の都合)ということがわかると思います。
飼い主さんが納得もしていないのに一方的に鎮静剤を使う

当店に来て1年半
私はこの子に咬まれて血が出るようなけがをしたことはありません
咬もうとしても直前で力を緩め人を傷つけないようにしていました

ハサミを使っているときにガウ!ってして
ハサミでケガさせてしまいそうになることはありますが
それも今ではかなり少なくなりました

口輪も最初は少しだけ使用していましたが今は必要ありません

押さえることはもちろん保定することもありません

鎮静剤使えはトリミング早く簡単にできるかもしれませんが
それって何のため?

知らないうちに犬の心を傷つけてしまうことはどんなトリマーにもあり得ます
だから犬のサインを見逃さず少しでも抵抗を感じたらやり方変えるなど
配慮しながらトリミングしてください

トリマー向けや犬猫関係の肩書って山ほどありますが
その資格本当に取る価値ありますか?
それは誰のためですか?
誰に向けてのアピールですか?

飼い主さんにはアピールになるかもしれません。
でもトリマーが直接施術するのは犬です。
犬が肩書があるからと言って安心してくれるわけではありません。

犬猫関係の資格や○○協会認定って多くはお金と時間があれば
誰でも取れてしまうもの。
それを取っているからと言ってその人が知識と技術を手に入れて
頼れる人かどうかの証明にはなりません。

私自身○○協会認定に引かれて受講して
お金と時間の無駄にしてしまい
簡単に取れてしまってその資格をプロフィールに書くのが恥ずかしいほど
(でもその資格書いている方は多数です・・・)

様々な資格があるといかにもその人がすごいトリマーのように思えるかもしれませんが
その肩書でお客様が過度な期待であなたを選んだとしてら
期待外れと思われて結局は資格や肩書が自分の価値を下げることにもなりかねません。

これから個人で開業を考えている方、フリーのトリマーしているけどお客様が増えなくて
悩んでいるかた。
今、何か自分の価値を上げるために、お客様に安心してもらえるように、と
何か犬関係の資格を取ろうとしていたら
そのお金と時間を
グルーミング、トリミングしながら犬を注意深くみて、改善のヒントを拾って解決策を見つけて実証して、自分だけのスキルを上げてください

それがトリマーとしてのあなたの価値を上げます!

フリートリマーとして活動したい
いずれ自分の店を持ちたい
そんなトリマーさんは当店のトリミングルームでプチ独立しませんか?

犬の為になるトリマーを目指している方
悩めるトリマーさん

いつでもご相談下さい(*^-^)
ご相談はLINEでお受けしております
LINE ID@477fvomf
鎮静剤を使わないとトリミングできなくなったわんこのその後その後

鎮静剤使ってトリミングしていたビション君

初めてお会いしたのは昨年11月
その時の記事はこちら

あれから毎月できる範囲でトリミングを続け
ようやく顔のカットもできるようになってきました(^▽^)/

表情も柔らかくなり、体に力が入ることも減りました
以前は首回りに手が来そうになっただけで
体を硬くして警戒モードになっていましたが
今では首元に手を当ててもリラックスしていられるようになりました!

爪切りも今回はエリザベスカラーを試してみたら
トリミングテーブルの上で普通に切らせてくれました

唸ることもほとんど減ってきました

おそらく今この子がトリミングされている姿を見て
鎮静剤を使わないとトリミングできなかった過去があるとは
誰も思わないと思います
それくらい普通にトリミングできています!

出来ないことはまだありますが
出来なくなって良い
出来るまで待ってあげれば良い
今まで過剰なプレッシャーの中トリミングをされていましたが
そのプレッシャーをなくすために接してきたのが伝わってきた結果
リラックスできるようになってきたのだと思います

嫌がっているのを無理にやる必要はない

わがままになるから言うこと聞くなっていう人もいるかと思いますが
嫌なことを嫌だと言って何が悪い?
人間だっていやなこと強要されたらいやな気分になりますよね?

嫌なことを無理やり強要する相手を人として信用できますか?信頼できますか?

残念ながらトリミングはおとなしくしていない犬に対して
無理やりやって犬があきらめるまでやり続ける人もいます
人の言うこと聞かせるのが当然と思っている人もいます

もしくは手におえないと他に押し付けたり
嫌々やったり、怖々やったり

それでは犬は安心して身を預けられません

このビション君はまた発展途上中
これからもっと成長していきますので今後もお楽しみに!

前回ご紹介した鎮静剤使わないとトリミングできなくなったビションフリーゼのその後

初回は11月
2回目は1月
そして3回目は2月に行いました
回数重ねるごとに確実に変わってきた

初めは唸る回数・噛もうとする回数も多く
常に身構えている状態
お尻や後ろあし前足を触られることはダメ
そしてバリカンとハサミが全くダメ
音を聞いた瞬間発狂していました
顔は危険度が高く怒りながら隙見てバリカンを入れていた

2回目で唸る回数噛もうとする回数は劇的に減り
唸っているときに一切の反応をしないで無視をして
唸るのをやめて落ち着いたらものすごく褒めた
それからは唸ることがほとんどなくなった

お尻を触ったりするのも何回か怒らずに触らせてくれた
前足は後ろ足よりも拒否反応が強いがそれでもだいぶ触らせてくれた
そして一番驚いたのはバリカンの音がかなり平気になったこと
ハサミも多少なら大丈夫になった
飼い主さんに家でハサミの音をそばでさせてみてとお願いしていたのが
功を奏したのかもしない

そして2月3回目のトリミング
さらに唸ることも噛もうとすることもかなり減った
バリカンも体にほぼすべて入れられ、鋏でカットすることもできた
そして顔もある程度バリカンでカットできた
口元はバリカンを嫌がったので
試しにハサミでカットしたらほとんど怒らずに少しカットさせてくれた
これには飼い主さんも私も驚愕!
顔を強引に持ったりしないで腕に顎を置くようにして
後ろからそ〜っとカットしているためカットしているためきれいにカットするのは
まだまだ難しいですが確実にできることは増えている

3回目の時はかなり眠かったようよう飼い主さんに抱っこしてほしくて
ぐずってしまうところがありましたがハサミを使える範囲がかなり増え
3回目でここまできるようになるとは思わなかった

私がやっていることは
抑えない、無理強いしない、できることをやって
出来たら褒める、唸ったり怒ってきたら無反応に徹し
落ち着いたら褒める、嫌がることをしつこくやらない
追い込まない、どうしても無理なところは口輪するが
強引にやらない、時間かかってもよいから力を抜いてそ〜っと行う
などなど

でも一番は飼い主さんの理解と協力
としてビション君の頑張りが
これだけ早く改善してきた証

その時々でメンタルも違うので
前回できたから大丈夫とは思わない
今日はどうなのか?ということを観察して
その時々で合わせる

次回は3月
私自身とても良い経験をさせてもらいありがたい存在です
次回も会えるのが楽しみです。

トリミングができなくなったとお悩みの飼い主さん
私ならできます!なんて無責任なことは言えませんが
飼い主さんが一緒に改善に向けて協力していただけるのなら
私も力になりたいと思います。

一度相談だけでもご連絡ください
(高齢の子は体への負担が大きいと判断しできない場合がございます)

鎮静剤使わないとトリミングできなくなったわんこ

ビションフリーゼ 
まだ1歳になったばかりの男の子

鎮静剤を使わないとトリミングできなくなってしまったとのことで
うちの子でもトリミングしてもらえますか?とメールでお問い合わせをいただいた。
仔犬のころから定期的にトリミング出していたのに何回目かで
次回は鎮静剤使わないとトリミングできないと言われてしまい
鎮静剤使用してトリミングしたり、ほかのサロンでお願いしたり
ドッグトレーナーに見せたりいろいろ手を尽くされていた

正直どんな状態になるのかも見ていないし軽々しく私ならできますとは
言い切れませんが何とかしたいと思いました。

きっと飼い主さんもどんな状態になるのか
なぜ鎮静剤を使わないとトリミングできなくなったのか
わからないのではと思いましたので
飼い主さんが付き添って改善に向けてご協力いただけるならとお受けしました

 

2019年11月23日
初ご対面
とても明るくかわいい男の子で
店の中を無邪気に走り回る普通の幼いわんこ

飼い主さん(お母さんと娘さん)と一緒に
トリミングルームに入ってもらいトリミングテーブルへ

あまり緊張している様子もなく落ち着いているように感じたブラッシングを始めると少し唸ったり振り返り噛もうというそぶりを見せた
でも座ったまま背中や首、頭など毛を引っ張らないように細心の注意と力をかけずとにかく優しくゆっくりブラッシングをしていれば少し気にするもののやらせてくれた

前足は怒ったりもしだがこちらもゆっくり触っていればなんとかブラッシング出来た
お尻や後ろ足は家でも苦手と言っていたのでゆっくり立たせて触ったら
やはりそれまでとは違って抵抗を見せた
飼い主さんがなだめてくれたり励ましてくれて何とかブラッシングできた

しかし、少しでもブラッシングの時間を短縮してあげようと
バリカンをかけようとした途端暴れだしそれまで以上に抵抗を見せた

バリカンのスイッチを入れながら刃を当てずに本体を体に当てるなどして
落ち着きを取り戻したらバリカンも何とかかけさせてくれた

シャンプーは嫌がるものの肛門腺で少し怒っていましたが
飼い主さんが安心させてくれていたので問題なくできました

ドライヤーは途中ウトウトして寝てしまうこともあり
もしかしたらカットできるかも?と思いましたが
そうはいきませんでした

爪切りで怒りだし、特に前足は飼い主さんの手も噛んでしまうので
口輪を少しさせてもらってカットした
手を触っても爪を触っても爪切りを当てても我慢はできるのですが
パチンと切った音がするたびに大暴れするといった感じでした。

バリカンは体はかけることにそれほど怒り出すことはなくなり一通りバリカンをかけることはできた

最難関は顔のカットでした

ハサミの音がした途端大暴れして噛もうと必死に抵抗
バリカンでも顔周りに来ると同じく大暴れ
無理かな?と思いましたが少しでもカットしてあげたいと思い
まずはハサミを閉じたままナデナデ、するとハサミを見ても怒ることはないと判明
これならいけるかもと目の周りをチョキン、ナデナデしてチョキン
目の周りは何とか可愛いぱっちりした目が見えるまでカットできましたが
顔周りをハサミでカットするのはやはり強い抵抗を見せて大暴れしてしまう

音にも少し慣れてもらおうと体をハサミでカットしましたが
怒ることもあるものの体は何とかハサミで少しカットできましたが
そのまま顔のほうへ行くとまた大暴れ
ハサミは暴れてしまうとけがの恐れが高まるので
顔周りはバリカンでカットしようとバリカンのスイッチ切った状態で
ナデナデしてから頭にささっとバリカン当てたら少しできた
口周りも少しカットしてあげたいと、落ち着いたら少しバリカンで毛を落とす

顔を持つときは力を入れず支える感じでもってバリカン当てて
暴れたら少し引いてまた落ち着いたら行う

なぜか顔の右側は少し落ち着いてやらせてくれるのに
左側になると大暴れしてしまって左側だけカットできないので
最後はちょっと強引に首の後ろをもって首を固定して
口を大きく開けて抵抗していましたが強行突破でカットしました

これ以上は精神的にも肉体的にも限界と判断しきれいにカットはできていないがここまでよく頑張っと褒めまくって終了しました

大暴れしても必死に声をかけると落ち着いてやらせてくれるので出来た時はこれでもかってくらいみんなで褒めまくりました
「すごいね!できたじゃん!かっこいいわー!」などなど

暴れることに対して強く出てねじ伏せるのではなく、暴れたことを受け止め落ち着いてくれたら明るく楽しく、時に笑いながら褒める

飼い主さんも初めてトリミングの様子を見てショックもあったと思いますが終始明るく、時にわんこに世間話をするなどしてくれたのできっと心強かったと思います。

この子はトリミングに必要なすべての行為に抵抗は示しますが特に音に対しては異常なまでの反応を見せていました

あくまでも推測ですが、鎮静かけていると体は思うように動かせないが耳だけは聞こえるので音が聞こえるから逃げたいのに体が動かないから
逃げられない状態
これって自分がもし同じような状態だったらものすごい恐怖でトラウマになってもおかしくないですよね?
それが多感な幼少の時期なら尚のことトラウマになってもおかしくないです

トリミングでなければ顔をナデナデしても抱っこしても怒ることも唸ることもなく、ご満悦な顔をしてくれる幸い人が嫌いなわけでも人の手に対して恐怖心があるわけでもない

ただ、音は消すことができないしカットするには音がしないで行うのは不可能
私のハサミは研ぎに出したばかりで音はかなり小さい
それでもあの反応でしたのでとにかく音=恐怖という記憶に、音=怖くないという記憶を上書きしていくしかありません

飼い主さんには家でもハサミでナデナデしたりチョキチョキ音を聞かせて何も怖いことは起こらないということを体験させてほしいとお願いしました

トリミングはおとなしくしてくれていないと難しいですが暴れて無理と判断されたら
鎮静かけて無抵抗にさせるか、無理やり抑えて口を縛って、抵抗することをあきらめさせるまで徹底的に人に服従させるかどちらかの方法がほとんどですがこれではトリミングは仮にできたとしてもあまりにも理不尽でフェアではない
犬だから人に服従するのは当然というのこ私はおかしいと思う

今回とてもトリミングとは言えない出来栄えですがほとんどの工程で押さえつけることも声で威嚇することも叱ることもしていません

この子に必要なのは成功体験だと思います。
これはとても時間と手間がかかりますがトリミングはこれから一生必要になりますので少しでも穏やかな気持ちでトリミングができるようにしてあげる必要があると思います

どれくらいで効果が出るかわかりませんが、同じようにトリミングに対して恐怖心を持つようになってしまったわんこや飼い主さんのためにも経過報告させていただきますので参考になさってください

お悩みご相談もメールやラインでお受けします
トリミングができないのに家では何も問題がない場合はトリマーが何とかしてあげないといけないと思います
飼い主さんの愛情があれば少しずつ必ず変化してくれますのでどうかあきらめないであげてください

長文をお読みいただきありがとうございました

地味が良い

BLOOMは地味です。

きっとペットサロンってもっときらびやかな感じで良い香りがして
可愛いグッズがいっぱいあって
人の美容院などと同じように多種多様なオプションがあって
さらに無料サービスもいろいろあって、っていうのが一般的。

終わった後に写真撮ってプレゼントしたり、リボンやバンダナ付けてあげたり
一段上の仕上がりになるトリートメントやオゾン・炭酸泉・パック・毛染め・エクステ・歯磨き・歯石取り
などなど、いろいろあるし、カットもすごいな〜と思います。

でも、すごいな〜思うだけでやる気は起きません。

やろうと思う前に犬たちはうれしいのかな?それやって意味あるのかな?
やらなくても犬の持っているそのものが素晴らしいから
余計なことしないほうが良いんじゃないかな?って思ってしまうので
だったら、そういう事は他店さんにお任せしてBLOOMはBLOOMとしてできることを
していきたいな〜と思います。

少しでも犬にとって本当に意味のある事、プラスになることが何かを考え
いろいろなこと、一見どうでもよさそうなこともキャッチできるように
心に余裕を持って犬と向き合うことが私にできることで大切なことだと思っています。
なんとなくいつもと違うとか、ここの部分がなんだかちょっと変?という小さな気づきから
様々なことが見えてくることもあります。

例えば爪の削れ方がいつもより斜めになっている気がする、と感じたら
いろんな可能性を考えます。
足が悪いのかも?ともったらいろいろ触って反応を見たり
椎間板ヘルニア?と思ったら軽度の麻痺が起きていないか確かめたり
関節炎かな?体にゆがみはない?もしかして体重が増えた?などなど考えることはたくさんあります。
その中で自分自身いろいろな可能性を考えて、いくつかの可能性をお客様に伝えて
病院で診てもらうように勧めたり、注意して観察していてあげてくださいと伝えます。

心に余裕がなければ気が付くことができない事たくさんあります。
イライラしたら気が付けることも見落としますし、犬も素を見せてくれません。
自分がアンテナを張り巡らせてキャッチできるようにすること。
そして、そのために少しでもアドバイスができるように犬たちと向きあい
犬たちに教えてもらい、必要な知識や技術を身に着ける。

それが地味だけどBLOOMらしいと思っていますし
BLOOMが提供できるサービスだと思っています。

当店をご利用くださっているお客様にはうれしい特典とかやってみたいオプションとか
ご提供できず申し訳ない気持ちもありますが
それがBLOOMらしいし、ほかではなかなかできない事かな?と思ってます。

ちなみに今は犬の整体を勉強したいと思っています。
学びたい講座が定休日と合わないため今は毎日わんこたちの体を触って自分なりに研究しています。
足をどう動かすとどこの筋肉が動くか、ここの足がこうなるのはどこに原因があるのか
どこの部分とつながっているのか?なぜ歪んでいるのか?などなど
いつかちゃんと整体の技術を習得して飼い主さんにもっと適切なアドバイスをしたいですし
年をとってもわんこが自分の足で散歩できるようにして役に立てればと思っています。

これからも、犬にとって何が必要なのか?を一番に考えやっていきたいと思いますので
こんなBLOOMをどうかよろしくお願いいたします。

12月は毎日が試験
今年もあとわずかなのに、全くそんな気がしません。
いつもと変わらない、少し忙しい日が毎日ってだけ。
 
ただ、この時期は今年1年間やってきたことへの答え合わせで
毎日が試験を受けている気持ちで行っています。
 
今年は基本中の基本に立ち返り、仕事の効率など一切無視して、皮膚だけでなく被毛もよみがえらせる
もしくは毛質をよくするために、以下のことを中心に試してきました
 
・シャンプー前にブラッシングを丁寧に行う
(時間を気にせずに)
 
・シャンプー前にバリカンやハサミを一切使わない
(粗刈りなどを行わない)
 
・バリカンを使う頻度を減らす
 
・ハサミの切れ味をできるだけ維持させる

最初は、うまくいかず時間がかかってしまったり、スランプに陥ることもありましたが
慣れてくると、普通にやっているのに時計を見ると5〜15分ぐらいいつもより早く
しかもきれいに仕上がるようになりました。
 
結果、今まで時間短縮だと思っていた行為は一切無意味で、仕上がりも悪くしていることがわかりました。
 
シャンプー前にブラッシングしてもドライヤーで乾かすときにブラシ入れるのだから
二度手間って思ってましたが、シャンプー前に徹底的にブラッシングすることでシャンプー効率も上がり
早くきれいにしっかり汚れを落とすことができ、乾かす際もブきれいに洗えているから乾きも早く
ブラシをそんなに入れなくてもきれいに毛が伸びるので被毛も皮膚も傷めにくい
 
カットする子はシャンプー前に粗刈りでバリカンやハサミでカットしたほうが
洗いやすく、乾くのも早いと思ってました。
多少のもつれていても結局切るのだからとそれほどブラッシングもしないで
バリカンでカットするのが当たり前でしたが
粗刈りする時間があるのならブラッシングにあてたほうが良いことも分かりました。

今ではシャンプー前に行うのはブラッシングのみで足の裏のカットもきれいになってから行うようにしました。
そうすることで被毛を傷めないため、来るたびに被毛の質感が変わってカットもしやすくなりましたし
仕上がりもよりきれいになりましたし、バリカンもハサミも切れ味が長持ちするようになりました。

今は毎日、やってきたことを妥協せずに行い
「あ〜前よりきれいだわ〜」「触り心地の良い毛質だ〜」「カットしやすい!」と一人自己満足しています。
だからなのか、毎年年末は余裕がなくなるはずなのになぜか毎日楽しく、心が軽い。
今まで年末に仕事が楽しいと思えたことはなかったのでとても幸せです♪
 
来年は高齢のわんこも増えて皮膚被毛だけではなく、老後を健やかに過ごせるために
筋肉やリンパへのアプローチの仕方なども研究していこうと思います。
 
来年は戌年ですし、より一層わんこたちにとって良い一年となるよう頑張ります。
少し早いですが2017年もお世話になりました。
2018年もどうぞよろしくお願い致します。
セルフシャンプーへの想い

当店にとってはセルフシャンプーは、お客様と愛犬がよりきずなを深めるために提供しているサービスです。

トリミングに出したくない人、犬にお金をかけたくない人のニーズに応えるために
小銭稼ぎで空いてる場所を貸しているわけではありません。

「愛犬のことをできるだけ自分でやってあげたい。」というお客様のために
最初からトリミングルームの半分はお客様に使ってもらうために作りました。

「セルフなんてやったらトリミングに来なくなるからお金が儲からない」「犬にお金かけたくな人たちばかり来てお客層が悪くなる」
「飼い主がプロの真似事できるようになったら家でやるようになるから困るでしょ?」

セルフシャンプーをやることに否定的な意見ばかりですし、いまだに飼い主がやらないほうが
トリミングショップにとっていいと思われています。

私はあまりそういう考えがなく、むしろやってできない部分をやるためにトリマーが存在していると思いますし
できる飼い主さんに対して、それ以上の知識と技術を持っているのがトリマーだと思っています。
飼い主さんが見よう見まねでできたからって、トリマーの仕事がなくなるわけはないですし
逆に、トリマーの仕事の大変さを飼い主さんが分かってくれて、愛犬のケアを任せてくれる人も多くいらっしゃいます。

実際、BLOOMは今年の10月で12年になりますが、セルフを利用されるお客様は、ほとんどリピーターですし
客層が悪いどころか皆さん愛情深くてこちらもとても勉強になっています。

おひとりで来られる方もいらっしゃいますが、多くは親子やご夫婦、恋人同士で来られて
楽しそうにおしゃべりされて、時に、私もおしゃべりの仲間入りをさせてもらっています。
ワンちゃんを中心に話が盛り上がるのはとても微笑ましく、
すごく幸せな時間を分けてもらっています。

なぜ飼い主さん自身が愛犬をケアしてあげたいという気持ちがトリマーにとってマイナスと思われるのかわかりません。
私は、せっかくワンちゃんを飼ったのなら、ケアを通してさらにきずなを深めてほしいと思います。

愛犬ときずなをより深めたい方!
家で洗っていたけど、どうもきれいに洗えないとお悩みの方!
腰が痛くなるからと、あきらめてしまった方!
もしよかったらセルフシャンプーという選択肢を考えてみてください。
http://bloom.ocnk.me/menu-detail/2

 

動物取扱責任者 斉藤智江 動物取扱業登録番号 川崎市 18宮保第5号